お稽古を見学した日の夜。
ダンタロー、夢でうなされました。
みなさんの姿が瞼の裏に焼きついて離れない。
脳みそが興奮して全く眠れない。
運命の出会いってのがあるのなら、まさにそれ。
どんな人にでも、一度や二度ありますよね。
何をやってるのかも、偉い先生が何について話しているのか、
皆さんが何に向かって頑張っているのかも、
何もわからなかった。
わからないけど、なんだかとても素敵だった。
私もああなりたいと思ったし、なれると思ってしまった。。不遜。
そんな訳で、
「ダンタローも 踊ってみたいな」
くらいな気持ちになっていました。
だがしかし、もちろん浴衣も持ってませんし、着られません。
ダンタロー 「あのー 私浴衣を持ってないんですが・・・」
お家元 「あーそうなの。あなた貸してあげなさいよ。」
(「一番偉い人」は「お家元」に)
お弟子さんの中でも一等偉そうな人「そうねえ。じゃあ私の貸してあげる。浴衣と帯と、足袋もね。」
(このお方、お家元の姪っ子さんか何かかと本気で思っていました・・・。)
ダンタロー 「ありがとうございます!!よろしくお願いします!」
(お気楽、、、)
「お弟子さんの中で一等偉そうな人」に浴衣から何から一式貸していただき、
着付けも全て教えていただきました。
遠くのお稽古場への行き帰り、よくお家元と一緒の車に乗せてくださいました。
道中いろんなお話を伺いました。今思えば、本当にありがたいこと。
この「お弟子さんの中で一等偉そうな人」が
「うちは、良いですよ。」
この一言が、決め手になったのかもしれません。
楽しそうに見えて、素敵に見えても、
どこか恐れがありましたから。
第5話へ続く
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